2014年4月入社
私の仕事内容は、取引先である自動車メーカーに出向し、 国内外向けに販売するコンパクトカーや SUVのバンパー設計業務を行っています。 主にマイナーチェンジモデルの開発に携わっており、3D CAD を用いてバンパー部品の単品図から組立図の作成、部品リストで部品の組合せの確認を行っています。
また、デザイナーや他部署との調整や、試作品を実機に組付けて形状検討を行ったり、製作所や金型メーカーの要望を受けて形状変更したりと業務内容は多岐にわたります。
大学では物理学を専攻していましたので、 自動車や CADなどに関する専門知識はありませんでしたが、同期の社員も学生時代に専門的に学んでいた人はほとんどいなかったのと、3ヶ月間の社内研修が充実していたので、あまり不安はありませんでした。
自動車メーカーに配属された直後は、3Dデータの作成補助が主な業務でした。上司や先輩社員の指示通りにデータを作りながら開発の流れを学びました。 また、 今とは異なりボディの設計業務をしていました。 鋼板部品の金型成立性や強度·剛性の解析、機械溶接などについて学び、学生時代よりも勉強していたと思います。
私は元々「設計」というのは、 パソコンや机に向かって黙々と計算やデータ作成をするものだという先入観があったのですが、実際には多くの関係部署や関連メーカーと入念に議論を重ねる必要があり、人と向き合って仕事をすることが多いことに驚きました。 様々な人とコミュニケーションをとり、時には意見がぶっかり合うこともありますが、それはお互い良い製品を作りたいという思いの結果であり、その思いを最終的に1枚の図面にまとめていく「設計」という仕事はとても重要でやりがいがあると思います。
また、自動車の開発は社会情勢や最新テクノロジーに密接に関わるため、 設計者も日々学び続ける必要があり、人間的に成長させてくれる仕事だと思います。
弊社は社員100名程度の会社ですが、研修体制が充実していて会社や上司からのフォローもあり働きやすい会社です。 今後は自分がしてもらってきたように、後輩社員が安心して働ける環境を作るために努力していきたいです。
(R3.2)
